YOCメディカルコーディネーターの眞塚 奈央美にインタビューしました。
Q. YOCに入職するまでの経歴を教えてください。
専門学校を卒業後、介護福祉士として16年間働いてきました。老人保健施設で9年間勤務後、住宅型の有料老人ホームにて2年間勤務、その後、小規模多機能サービスで3年間弱勤務し、そこでは管理者も経験しました。
2019年2月にYOC入職。
Q. どうして介護福祉士を志したのですか?
自分の身の回りで寝たきりになる身内が多く、その人が亡くなってから、もっとこうしておいてあげたらよかった、もっとこうできたんじゃないかと思う経験を何度かしたことがあり、その人が生きてきた最期に関われる仕事をしたいと思い、介護の道に進むことを決めました。
身近な人を看取る経験が多かった事もあり、今の日本を創ってきた人達の最期に立ち会える仕事ってすごいなと思いこの世界に入ったのですが、今でもずっとその思いは変わらず仕事を続けてきました。
Q. YOCで働くこととなったきっかけを教えてください。
小規模多機能サービスの利用者さんをYOCで診てもらうことになったのがきっかけで守上院長と知り合い、院長と話をしている中で在宅での看取りに関わりたいという思いが増してきました。そんな時、知り合いの訪問看護師さんにその事を相談したところ、YOCにいってみては?というアドバイスをいただき、YOCに問い合わせてみたところ、入職させていただけることとなりました。
Q. 医療出身ではなく、介護の世界を経験された眞塚さんだからこその強みや、これから大切にしていきたいと思っている事などはありますか?
私の強みはやっぱり多職種連携についてよく知っているというところだと思います。私たちYOCは医療を提供しているのですが、そこに介護面からの視点が一つ入ることで、より広い視野で患者さんへの提案ができるのではないかと思います。
私は、在宅医療は多職種連携で成り立っていると思っています。医療と介護、視点が違うだけで紙一重だと思うのです。医療の事はまだまだこれから勉強していかなくてはいけないのですが、訪問診療に回りながら、もっとこういうサービスを入れたら良いのになと思う事もあり、それは介護福祉士を経験してきた私だからこそかなと思います。この介護福祉士としての経験を生かして、ご家族が悩んでおられる事を感じ取り、介護を負担だと感じないようにするための方法や考え方を提案していく事で、患者さんができるだけ長く在宅での生活を続けられるようお手伝いできればと思います