難聴者とのコミュニケーション


ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 代表取締役の中石支社長にお越しいただき、「高齢難聴者との対話支援とヒアリングフレイル予防」をテーマにしたお話を伺いました。
難聴にはいくつかの種類があり、”感音性難聴”はいくら大きな声で喋ったとしても改善できません。実は聞こえていないのに、聞こえたふりをされている高齢者は多いです。
当クリニックでは、コミューンという対話支援器を用いていますが、機器を使わない場合の、難聴者とのコミュニケーションの注意点を教えてもらいました。
・マスクを取って、顔元で喋る。
・相手に近づいてトントンしながら語りかける。
・アナウンサーが喋るような適度な速度で会話する。
・腹式呼吸で話をする。
※ただし、人間の声質は千差万別で、相手が拾いにくい声があるそうです。Siriなどで自身の声をテストしてみるとよいとのことでした。
「聞こえ」の工夫、必要ですね。クリアな音を入れ続けると、聴覚リハビリにもなるそうです。